アットホーム株式会社(本社:東京都大田区)は、全国のアットホーム加盟店を対象に行ったアンケート調査の結果をもとに、「環境に配慮した住まいにおすすめの条件・設備」ランキングを発表しました。調査期間は2023年4月13日(木)から4月20日(木)まで。
「環境に配慮した住まいにおすすめの条件・設備」ランキング
Q.環境に配慮した住まいにおすすめの条件・設備は何ですか?(複数回答/上位10項目)
※「その他」1.9%、「あてはまるものはない」13.6%
出典:アットホーム株式会社
1位:複層ガラス
外気の遮断により冷暖房の削減が可能で、省エネルギー効果が期待されます。防音や結露防止、防犯対策にも優れた特徴があるとの声が多く寄せられました。
2位:共用部などでのLED照明の設置
24時間点灯している共用部の照明をLEDに変えることで節電が実現し、長寿命な交換周期とごみ削減が可能となります。入居者にとってもメリットのある設備とされています。
3位:太陽光発電システム
太陽光のエネルギーを直接電力に変換する発電方式で、CO2削減などに貢献します。東京都では2030年までに温室効果ガス排出量を50%削減する「カーボンハーフ」に向けた太陽光発電設置義務化の新制度が始まる予定です。クリーンエネルギー化に加え、停電時にも頼りになる設備としても重要視されています。
不動産会社のスタッフは、これらの設備が環境に配慮するだけでなく、経済的・安全面で多くの利点を持っていると評価しています。
「環境に配慮した住まいに関して注目しているトピックス」ランキング
Q.環境に配慮した住まいについて、あなたが注目しているトピックスはどれですか?(複数回答/上位10項目)
※「その他」2.8%、「あてはまるものはない」35.4%
出展:アットホーム株式会社
不動産会社が環境に配慮した住まいに注目しているトピックスは以下のようになります。
1位:ソーラーシステム
太陽の熱エネルギーを太陽集熱器によって集め、給湯や冷暖房などに活用するシステムです。ガスや電気代の節約につながるだけでなく、不動産購入後にも多くの方が設置を検討している人気の設備です。
2位:ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)
年間のエネルギー消費量を収支ゼロまたは概ねゼロにする住宅のことを指します。光熱費の高騰に対応し、消費量がゼロになる魅力や将来的にスタンダードな住宅となる可能性に注目されています。
3位:エコ住宅
自然エネルギーを最大限に生かした住まいのことを指します。最近の異常気象などを考慮した場合、地球環境を配慮した自然エネルギーの活用が有用であるという声があります。
これらのトピックスは、環境への意識の高まりやエネルギーに対する持続可能な取り組みが進んでいることから、不動産会社においても重要な要素となっているようです。これらの環境に配慮した住まいの需要は今後ますます拡大していくことが予想されます。